ピアニスト 松村未英 の  スペインの日々
by miematsumura
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ショパン・プログラム

来週のコンサートで、大きなポスターが出ていたと、友人が送ってくれました。
遠い街だと、どのように宣伝して下さっているのか、到着するまで分からないですが、
こうして、友人が送ってくれた写真を見ると、さらに士気も上がるというものです。

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いかにもピアノ!というプログラムを作ってみよう、と思いたち
ピアノときたらショパンだろう、ということで、
今まで、ずっとどこかにスペインの曲をいれていたので、
今回ばっさりそれをなくして、オールショパンにしてみました。


それで、何をメインにするか。
ソナタにするか、4つのバラードか、
どっちかな、と悩んだのです。

実はバラードは、ほとんど、高校時代に勉強していて、
1番はその後もよく演奏して来ましたが
他は、高校以来、何故だか、取り上げたことがありませんでした。


バラードについての思い出は、
父が、ポリーニのドイチグラムフォンのCDを買ってきてくれ、
この鮮やかさ、ロマンティシズム、情熱的で思考的で、
もうなんといったらいいのか、ピアノ、という楽器の全てを全開で使った曲
というイメージで、本当にしびれたのです。

こんな難しい曲を完璧に弾いているポリーニもすごいし、
この心をわしつかみにするような曲を書くショパンもすごい。


高校生だった私は、もう、このパワーに本当に圧倒されて、
床に倒れるほど衝撃を受けました。


4つとも、すっごく素敵だけど、どれが1番自分は好きかな?
一人で考えて、1番かなー、でも2番もいいなーとか、
いや、4番もいいなあー、と延々とやっていました。


当時の私にとって、ピアニストの象徴が、
ショパンのバラードだったかもしれません。


それで4つとも勉強したのですが、
なぜか、4つとも一緒に弾こうと思ったことは、いつか、と言うかんじで
やったことがなかったので、ふと、今、やろうではないか、と思い立ったのです。


実際、そう決めてバラードの楽譜を開けてみると、
昔、難しいと思っていたことが、今はなにも問題なく弾けるとか
2番の始まりの静かなあまりの美しさに涙が出るとか、
いろいろあったのですが、
何より、高校生のとき、「4つのバラードをいっぺんに弾く」
ということ、そして、ピアニストになる、ということは
憧れの、山の向こうの世界、のように感じていたことを、
今、自分がやっているという現実に、すごく感動したのです。


楽譜には、私が高校生のときの書き込みもあって、
それを見ると、一生懸命、自分の頭の中に思い描く音楽を
何とか表現しようと、必死で練習してことが読みとれ、
言葉に表現できないほど、とてもとても感動しました。

どらえもんのタイムマシンがあったら、時間を戻って
高校生の自分に会って言ってあげたい。
ちゃんとピアニストになれてるから、大丈夫だよー、と。


こうして大きなポスターも出してもらって、
外国でコンサートするようになるとは、
本当に夢のようで,素晴らしいです。
感謝の気持ちでいっぱいです。



というわけで、バラードに加えて、マズルカ、スケルツォやノクターン、
ワルツも組んで、それが思いのほか楽しく、やって見てよかったなーと
思っているところです。
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# by miematsumura | 2015-07-15 00:31 | イベント

音楽現代 7月号発売

あっという間に、もう6月も下旬になりました!
早いです。

音楽現代7月号 発売です。


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スペインという名の迷宮より

      フラメンコとノスタルジー



スペインに来て、フラメンコを観察しているうちに、
ある時、気がついたこと。

西洋音楽の知識があり、日本人である、というのは、
フラメンコをするのに、ここのヒターノの次に、
実は、一番フラメンコに近いのではないか、と思ったんですね。


ただのフランス人や、ドイツ人などの西欧人であるより、
西洋音楽を知らない、日本人であるより、
この両方の音楽の知識がある、西洋音楽をする日本人、といいうのは
特別な存在じゃないかと思った話です。

地球は丸いのです。
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# by miematsumura | 2015-06-21 00:45 | スペイン音楽

音楽現代 6月号発売

すっかり夏の気配がする今日この頃です。

音楽現代6月号発売です。

毎月、表紙のお花がどんなのかとても楽しみしているのですが、
今月も素敵です。


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スペインという名の迷宮より
  
  ~迷宮の扉を開けるより難しかったこと



この連載のタイトルで使っている「迷宮」という言葉。

今月の連載でも書いているように、
周りの反応があまりにも「自分」のものと異なるとき、
自分がいる位置を 不思議に感じる、ということがあります。

以前、連載を始めた頃に、アラハンブラ宮殿のことをお話しましたが、
それも、地元の人は、宮殿が昔からそこにあるがために、
たいしたものではない、と思ってましたが、
よそから来た人には、そのすごい価値が分かった、という話です。

そういうものが、スペインには大変多いような気がします。

フラメンコも、ここの人は、昔からあるので、たいしたものではない、
と思っている。
でも、ものすごいユニークで、唯一無二のものであると、
スペインをでて、外国で勉強するようになったファリャ達は悟ったわけです。

これは、日本のことを、そんなすごいとよく分かっていなかった、昔の自分も同じだなあと思います。

比較するものがないと、わからなのです。
目の前のものが、白いのか、赤いのかが。

日本人にも出来るのか、フラメンコは劇場であるはずがないのか、
そう信じてしまったら、それしかないのです。

でも、私はクラシックから来たので、チャイコンで優勝する日本人もごろごろいるし
ベルリンフィルのコンサートマスターは、すでに2人目日本人だし、
ウイーンのオペラハウスの指揮者は日本人だし、
日本人に出来ないとは、まったく思ってなかったのです。


世の中って、広くて狭いなあ、と思う次第です。
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# by miematsumura | 2015-05-17 21:03 | スペイン音楽

イギリスの赤ちゃんの名前

亡くなった方の話と対ではないですが、
イギリスのロイヤルファミリーの赤ちゃんの名前の話を。

スペインでは何でもスペイン語に直します。

赤ちゃんの名前が、シャーロット・エリザベス・ダイアナ、というの
日本語の新聞ではじめに読んでいた私が、次にスペイン語で見たとき。


カルロッタ・イザベル・ディアナ


一瞬、同一人物と頭がついていかなく、誰、これ?
と思ってしまいました。。。。笑

ひとりでうけました。

日本語だと、 駆六太・襟座部酢・大穴  かな。違うか・・・


しかし、皆の名前付けて、最強の名前ですね。
驚きました。
もし、次にまた女の子が出来たら、どうするんだろうか???
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# by miematsumura | 2015-05-05 07:16 | スペインの暮らし

マイヤ・プリセツカヤ

マイヤ・プリセツカヤが亡くなられました。

彼女はもちろん大変有名なので、誰でも知ってると思うのですが
私には、昔、シェチェドリンの曲を弾いたときに、彼は、プリセツカヤの夫なのよ!
と誰かが教えてくれ、えええー!と驚いたのが、急に身近に感じたきっかけかもしれません。


その後、私は日本の古本屋さんがすきなのですけど、
「闘う白鳥」という彼女の自伝を、よくいく古本屋の棚に見つけたとき
おお!と嬉しい驚きで感激したことを覚えています。  


この自伝には、スペインの章があります。
スペイン国立バレエ団の芸術監督になって、マドリッドに滞在していたときのことが
書いてあるのです。
自分のスペインの印象と比較したりして読んだことを思い出します。
ちょっとね、似てるんですよ。私のと彼女のが。

それから、もちろん、シェチェドリンとの出会いも、書いてありましたよ。


また、あるとき、インタビューをTVで、彼女が言っていたこと。

バレーリーナというのは、美しいバラの花束のようなものです。
ひとつひとつが、すらりと美しく咲いている。
それがひとつ、ひとつとだんだん枯れていき、最後に残ったバラがあります。
私はそれなのです、って。


音楽家とはまた違って、踊り手というのは、寿命が短いな、
と思った記憶があります。


そういうことをつらつらと思い出しながら、
ソビエトの時代から生きてきた、芸術家の人生に想いを馳せています。


ご冥福をお祈りします。
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# by miematsumura | 2015-05-05 05:51 | 思い出