ピアニスト 松村未英 の  スペインの日々
by miematsumura
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先日のインタビュー

先日家に来てくださったインタビューです。
先週出てたんですが、載せるの忘れてました。

180カ国で読まれている、とか言われたんですが、地球上に180個も国があるのか、と感心しました。

ところで、たった今気がついたのですが、私の名前がMATSUMARAになっている!
おお!スペインよ!
(追記:訂正をお願いしたので今は直ってます。)
http://www.revistalaflamenca.com/inicio/link-horizontales/entrevistas/mie-matsumara


スペイン語で出ています。
日本語にも自動翻訳で変えれるようですが、無茶苦茶な訳であまりに意味不明ではないかと思うので、大体言ってみますと、フラメンコからインスピレーションを受けた曲がある、というのであれば、ではフラメンコとはなんぞや?と思うのは当然なのです。
スペインの国の中にいたら気がつかないかもしれないけど、スペインの外に出たら、スペインの音楽は全然理解されてないのです。実態が何か知られてないのです。
バッハやベートーベンのドイツもの、ドビュッシーやラベルのフランスもの、ラフマニノフやプロコフィエフのロシアものに比べて、スペインは闇の中。やりたければ勝手にどうぞ、という状態なので、ショパンだったら50曲も弾いたことがありますが、スペイン物は1曲も弾いたことがありませんでした。
何故かというと、音楽を演奏するには楽譜でドレミだけを見るものじゃないので、作曲家の伝記やいろんな文献を探しても、本自体がない。だから、よくわからない。
そしてスペインの中でも、ビルバオやサンセバスチャンに住む人にはフラメンコと言うものは外国のものに等しいぐらい皆詳しくは何も知らない。
私は、それがここにあると知っているので、それがわかったので、セビリアに住むということがどういう意味を持っているのか理解したうえでここに住んでいるのです。そして、スペイン音楽を沢山知りたいと思って勉強しているのです。何故なら、それは素晴らしいから。
ショパンコンクールでは中国人が優勝したり、チャイコフスキーコンクールでも日本人が優勝したり、ヨーロッパから出来た音楽であるといっても、もう今日ではあまり国籍は関係ない。しかし、もう21世紀になってるのに、スペイン音楽は良く知られてない。この素晴らしい質に比べて、世界ではまだそれに相当する敬意をもらっていないと思います。
だから、これからも、演奏だけでなく、講座で言葉で説明したりマスタークラスをやったりして、スペイン音楽のことをもっと知ってもらいたいと思っているのです。


と言う感じで、話しております。



そうなのです。もう21世紀で、アルベニスやグラナドス、ファリャがいた時から100年もたっているわけです。
そろそろ、解明されても良いと思います。

以前、リサイタルに、ディエゴ・カラスコというへレス出身のフラメンコのアーティストが聴きに来てくれたことがあるのですが、終演後、彼はすごく興奮して、私がフラメンコをやったら、スンごいことになるよ、とか言ってくれたんですが、光栄ですが、私のやりたいことはそれとは違うんです。
確かに、私はフラメンコの曲も弾けます。別に少しぐらい弾くのはすごく難しいことではないと思います。が、クラシックのピアニストでいることしか考えてないので、だからこそ、フラメンコを知りたいと思っているのです。なぜなら、このフラメンコと言う芸術がクラシックに与えた影響が大きいからです。


考えてみてください。

若き才能にあふれる、希望または野望に満ちた若者が、その時代の世界の首都、パリに勉強しに行った。
バッハやべ―トーベンに憧れ、あのように素晴らしい音楽を書きたい、と思っていたに違いありません。そこで、パリで世界の最先端の技法、印象派だとか、ストラビンスキーの斬新さを目の当たりにして、真似をしていただけではだめなのだ、自分のオリジナルの何かを見つけなくては!と気がついたのだと思います。
それでは、自分のオリジナルとは?と思い返した時に、故郷スペインの独特の音楽、ホタだとか、アンダルシアから生まれたフラメンコと言う他のどこにもない芸術に注目したのだと思います。
そういうことなのです。私が、気がついたのは。
何故かこれはスペイン人でも結構気がついてないです。不思議なことに。灯台もと暗し、ということでしょうか。

今日はフラメンコが、ファリャの時代よりもいろんなところにありますけど、その多様なフラメンコの種類の中でもある特定のものしか、ファリャ達が見たのと同じものではないのです。それを見ないと分からないのです。微妙に違うのですよ。
が、どれがそれなのか、というのを知るのがとても難しいのだと思います。
でも、また同時に、それを目にしても、それがどう関係あるのか、と気が付くのも難しいのだと思います。
だから、多分、今日でもあまりスペイン音楽が理解されてないのです。
でも、ある日それが分かったら、ああそういうことなのか、そうだったのか!と分かるのだと思います。
ベートーベンやバッハやプロコフィエフが分かるように。
私はその日が来ると信じているのです。
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by miematsumura | 2011-11-10 08:34 | スペイン音楽
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