ピアニスト 松村未英 の  スペインの日々
by miematsumura
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セマナ・サンタ 聖週間

暖かな春の日が続いています。
やはり3月と言えば、セビリアではセマナ・サンタと呼ばれる聖週間。
スペインでは、全国でこの聖週間をお祝いするのですが、セビリアのはスペインでも特に盛大で有名で、世界中から観光客もやって来て大変なにぎわいです。
勿論、学校などお休みです。今年は3月最終の週末から始まります。


これはイエス・キリストの復活を祝う1週間で、毎年木曜日から始まります。

Viernes de Dolores   痛みの金曜日  
Sabado de Pasion    受難の土曜日  
Domingo de Ramos   枝の主日曜日
Lunes Santo        聖なる月曜日
Martes Santo       聖なる火曜日
Miercoles Santo     聖なる水曜日
Jueves Santo       聖なる木曜日
Viernes Santo       聖なる金曜日
Sabado de Gloria     栄光の土曜日(キリストが復活したのです。夜中の12時に)
Domingo de la Resurreccion またはDimungo de Gloria 


と名前が付いていて、気合の入れ具合と行ったら、この1週間が終わった時には、さあ来年のまであと364日だ、とか言う人がいるぐらい、(それも沢山!)、すごい熱の入れようです。これの為に生きている人もいるのではないかと本当に思います。


カテドラル・・・世界遺産にもなっているセビリアのカテドラルですが、セビリアの教会がマリア様やキリストさんの像を載せたお神輿を担いで、それぞれの教会から出発。カテドラルにお参りをして、また自分たちの教会に戻るのです。
このお神輿は金銀絢爛、沢山のろうそく、シルクの布で張られ、いつもお花は白のグラジオラスと華やかなことこの上なく、教会ごとに、私たちのマリアさんが一番きれい!とか、本気で本気で競争します。
普段は大切に保管され、2月に入るころになると、一般にも見れるようにお披露目されます。



このお神輿はとーても重く、1-2トンとかとんでもない重さがあり、その下には、コスタレロと呼ばれる裸足の男性陣が担ぎあげるべく60人ぐらいでしょうか、(もっとかな?)持ち上げて、パソと呼ばれる行列をするのです。

重いので特別に準備して担ぐのです。


そして、これは長ーい列を作って行列をするわけですが、大人の男性は担ぎますが、小さな子供達は女性、老人はそのお神輿の前の吹奏楽団に加わったり一緒に参加するのです。これに参加するというのも、名誉なことなのです。
お神輿の下に入っているコスタレロは良く周りが見えないので、皆を指揮する人もいて、バンドの音楽に合わせてお神輿の人がステップを踏みながら進む、というすごい芸当をやってのけます。本当に、音楽に合わせて重いお神輿をあっちに傾け、こっちに踊らせ、って進むのです。これは本当に見たら、心底驚きます。




しかし、このセマナ・サンタのバンドというのが、私の耳には本当に強烈に響き、聴くことができません・・・・
というのも、私の耳には調子がはずれまくりに聞こえて、音程をなんとかきちんと合わせて欲しいと、それしか考えられなくなるからです。ものような調子外れのバンドが正統派なので、文句は言えず。。。ああ。


そして、これは7日間続くわけです。昼夜問わず。ここがすごい。
もう皆が道にいつもいて、パソと共に一緒に進み、一緒に食べて、一緒に過ごす。
3月と言えば朝夜はまだ冷え込みも厳しく、吐く息も白く、裸足でこれをするとは生半可な気持ちでは参加出来ないわけで、こういうところで信仰心を試したのでしょうね。


万が一雨が降ると、お神輿が台無しになるので、出発前に雨だと中止になります。これは大問題。どの教会が、いついつどこを通って何時に出発と決まっているので(通り道は車は入れなくなり、規制する警察官でいっぱい)、もう皆必死で自分たちの出発は大丈夫なのかと、お天気とにらめっこ。
もし中止になると、皆泣きます。本当に泣きます。うえーんと。
それぐらい、皆の気持ちがこもっているのです。
スペイン人がもう5月ぐらいでも、来年3月のセマナ・サンタの為に若者が河川敷でバンド練習、とかやってるのですから、ホントに気合が入っているイベントなのです。1年で一番重要なのがこれだと思います。



私が面白いと思ったのは、マリア様の顔が、スペインのってやっぱりスペイン人風になっていて、他の国で見るマリアさんと顔が違うんです。この辺が不思議。
日本にあるマリアさまって、別に日本人の顔にならないでしょう?
スペインって、他の土地に比べてマリア様の信仰がすごく強いです。普通皆キリストをあがめると思いますけど、ここはマリア様の方が強い感じ。


先日へレスに行った時も、このパソの通り道にずらりと見物席が用意され、準備が着々と進んでいる感じで、どこの街ももう皆気持ちが浮き立っている感じです。見物側も、新調したよそいきを着て、厳粛な気持ちで見に行くのです。良い見物席はすごくお値段も高いのです。
セビリアは特に観光客が多いですから、このセマナ・サンタの期間はホテルも倍ぐらいに値上がり町をあげての大イベント。
そしてパソが通過するときの、普段はとってもおしゃべりなスペイン人が、詰めたように見つめるこの様子といったら!パソ自体だけでなく、それらを含めて感動的です。


セマナ・サンタ終わったら3週間後にはセビリアの春祭りも始まり、その後にはロシオ、とイベントが目白押しになるのでした。
今年のセマナ・サンタは雨が降ると言われてるのですが、どうなることやら?
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by miematsumura | 2012-03-09 00:44 | スペインの暮らし
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