ピアニスト 松村未英 の  スペインの日々
by miematsumura
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フラメンコ講座

先週のことになりますが、フラメンコをより深く理解するためのプログラムが9月から始まったのですが、それの一環としての講座があったので行って参りました。
これは、アンダルシア政府がモロッコの政府と一緒に主催するもので、欧州連合の支援を受けて開催されています。
フラメンコのプロデュースやマネージメントにおいてのノウハウから、照明や音響等の技術的な知識まで、週5日、毎日5時間授業があり、最後には本当にアーティストを使って、実際に何かのショーを作り上げて実演するという、そういうプロデュ―スの実技練習と言うのか実演もあるそうです。

そして、ヨーロッパの国々では皆そうなのですが(イギリス以外)、大学が無償であるように(まったく0円ではないですが、日本やアメリカに比べたらほとんど無償と言っていい感じです)、このクラスは無償なのです。ここが、すごいなあと私は感心します。スペインは不況だとかいうのだけど、実際そうでしょうが、このようなプログラムが開催され、何十時間もの授業が、一流アーティストの参加で縁どられたそれが、勉強できるのです。
この最後の実演の公演も準備と公演に、かなりお金がかかるわけですが、それも含まれているプログラムで、すごく有益だと思います。

興業する側の仕事をしたいと思う人は受けてみるといいのではと思うのですが、これが、不思議なことに日本人は誰も参加していないそうです。


はるばるスペインまでこれだけ沢山のフラメンコを勉強しに来る人がいるのに、そして、このアーティスト側ではなく、公演を取り扱う仕事をする人もいるであろうに、このようなクラスがある時に、誰も参加している日本人がいないのか、大変ユニークなチャンスなのに勿体ないかんじです。


私が大学時代を振り返ってみたとき、面白いなと思ったのは、必修ではないですが、マネージメントやプロデュ―ス等のクラスがあった事です。
皆が皆、演奏する側になれるわけではないので、卒業後、オーケストラの事務職だとかマネージメントの会社、レコード会社だとかに就職する人もいるわけです。

日本の大学に行ってないので、そういったものが日本にもあるのか分かりませんが、アメリカの大学では比較的そういうものが充実していると思います。
音楽産業と言うのは、演奏する人だけでは成り立たず、それを取り扱う人も必要なわけで、特に音楽学校で実際に高いレベルの演奏を目指して勉強していた人がそういったことを取り扱うと、より音楽や演奏といったものを理解している為、良い結果を生むと思うのです。

なので、フラメンコにも当てはまると思いますが、スペインとモロッコの数か所で開催されるうちの、一番日本人人口が多いと思われるセビリアで、20人ぐらいいる受講者のうち、日本人ゼロ、というのを聞いて、あれ?と思った次第です。
只今9月に入ってセビリアで開催されている、2年に1度のフラメンコの祭典、ビエナルのニュースはいろいろと駆け巡るのに、このプログラムのことは夏から取りざたされているのですが、全然誰も話題に取り上げていないようで、折角のチャンスなのに、とてもアンバランスさを感じました。

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それはともかく、先週聞いた講座は、フラメンコのリズムについてでした。
私のように授業は受講してなくても、興味のある講座には単一でも参加できるわけで、素晴らしいです。

講義はアントニオ・コロネルというパーカッショニストで、受講者からも沢山質問が出て、大変活発な面白い講義でした。
私もいくつか質問して、ちょっと賢くなりました。笑

ボボテ、というフラメンコのパルマでは随一のアーティストを招いて共に開催され、興味深いものでした。
彼のリズムに込める“ぺディスコ”とフラメンコ用語でいうのですが、そのエネルギーは本当に素晴らしくって、彼が入ると演奏が生き生きします。

ちなみに、私がフラメンコとやった時には、彼自身が電話してきてくれて、パルマがいるんだったらやってあげるよと言ってくれたことは私の誇りです。スペイン人アーティストでさえそう言ってもらえる人は多くないので、これはものすごーく名誉なことです。


講義をしたアントニオという人はクラシックからフラメンコに入ったので、私と話が通じやすく、講義の後いろいろお話しました。
彼は私と同じく、何故、クラシックの人がアルベニスやファリャを弾くと、あんなに沢山どこにでもルバートをかけるのか、という疑問を持っていて、それについても話をしました。


この講座は、素晴らしいので、もっと多くの人が参加されたらと思います。
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by miematsumura | 2012-09-11 05:56 | スペイン音楽
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