ピアニスト 松村未英 の  スペインの日々
by miematsumura
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ピアニストのノート

こんにちは。
忙しさにかまけて、御留守になっておりました。
新しいプログラムや、以前取り組んだことのある曲等、いろいろ準備したり、実際演奏したりして忙しくしております。

暑さの残る日々、いかがお過ごしですか?

色々書きたいこともあるのですが、
ピアニストのヴァレリー・アファナシエフが書いた本の日本語訳 「ピアニストのノート」(大野英士訳)を読んでいることについて。


これが面白い。
これはアファナシエフにしか書けないでしょう。
そして、彼の音楽観を聴くことが出来て意義深い本だと思いますが、こんな本を日本語に訳していただけて有難く思います。

彼がロシア人だと言うことで、やはりこの物の見方がロシアを感じます。
そして大いに共感する部分が沢山あります。
華美な飾り気ない芸術の本質を見る性質を読んで思い出すのが
私の大学の師、ナタリア・アントノヴァです。

彼女に出会えたことは、私の音楽人生を大きく左右するのですが、
この本を読んでふと思い出したエピソードがあります。


ショパンコンクールを優勝したユンディ・リが、大学進学をどこの学校にするかで
アントノヴァに連絡を取ったときのことです。

ショパンコンクールの2年ほど前に、彼はアメリカのジュニアの為のジ-ナ・バックアウワ―コンクールで優勝しているのですが、このコンクールは、ただの演奏を評価するだけの従来のコンクールとは違い、マスタークラスがあって、参加者が審査員となるピアニスト全員にアドバイスをもらえる機会があります。
ユンディが参加した年、アントノヴァは審査員で参加していたのでした。

そこで、大学進学で彼はアントノヴァに師事したいと連絡を取りました。

しかし、アントノヴァは、ヨーロッパのコンクールで優勝したのだから、ヨーロッパで勉強した方があなたの今後の為になる、と自分のもとではなく、ヨーロッパの学校を薦めます。


普通だったら、ショパンコンクール優勝者が自分のもとに来て、更に研さんを積みたいのだ、と、自分が優れた教師であることのこれ以上の宣伝はないですから、すぐに受け入れると思います。

しかし、そのようなことを彼女はしなかった。
彼のことを考え、一番に良いと思われるアドバイスをした。


それも何年もたって、他の話をしていた時に、自然にこの話が出て来て
聞いた私はびっくりしました。


会社でも、短期の決算をして結果を出す、等、すぐ前の目先のことにとらわれがちな現代ですが、このような意見もちゃんと存在するのだ、ということを思い出させてくれる本です。


<注意>彼はこの難しい性格に見える外見からは想像できない、ユニークな面もあり
声をあげて笑ったりするところもあって、電車等の公共の場所で読んだりするのは、危険かもしれません



長くなるので、今時間がないので、また明日に続きます・・・・
ごきげんよう
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by miematsumura | 2013-09-04 22:28 | 芸術について
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