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ピアニスト 松村未英 の  スペインの日々
by miematsumura
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対談

皆さま、ご無沙汰しております。
ここに書こうかなと思うことは、たびたびあったのですが、
最近とても忙しく、時間がなくって、ゆっくり座って書く機会がありませんでした。
(といいわけ)
来週は、2このコンサートと原稿の締め切りがあり、きっと締め切りを前に苦しむ作家気分を
味わえることになるでしょう。さて、どうなる事やら。


しかし、金曜日(もう明日!)に次の音楽現代が出る前に、11月号のことについて書いておこうと思ってやって参りました。


音楽現代の最新号、11月号の、ここで前回申し上げたように、
ピアニストのアファナシエフ氏と金剛流宗家の能楽師、金剛永謹氏の対談を大変興味深く拝見させていただきました。

全く異なる芸術の、それを代表する方の対談で、
いろいろ面白く思う点があって、こんな珍しい対談を組んでくださったことに感謝です。
東洋と西洋の2つ全く異なる芸術ですから、多少知っていることはあっても、よくよく読むと興味深いものです。


まず、驚いたのが、アファナシエフ氏が学生時代に「徒然草」を読んでいたことや、
16歳で能のレコードを聴いたことがあった、ということ。能をレコードって!

「徒然草」が、そんな以前からロシア語に翻訳されているとは!無知な私は驚きました。
すごい日本通のロシア人がいたと言うことですよね。素晴らしいことです。
そして、アファナシエフ氏は、学友の多くが吉田兼好を読んでいた為、語り合ったと言うことです。
日本の古典が、こうやって外国でも知られているとは、嬉しいことです。
ロシア人は日本のことをどう語っているのか、知りたいなあ。


それから、私が面白いと思ったのは、金剛氏がおしゃるように、
能がものすごく好きで大学のクラブで本格的に初めてプロになる人が最近多く、しかし、小さいときからやっているのではない為に能を舞う体になってないので、違うようになって見える、ということ。
大学のクラブって、何でもあるのですね。。。。
日本の大学に行ってないので、良く知りませんけれど、アメリカの大学でそんなものがいろいろとあったのであろうか?
そのクラブの有無は置いておいて、まあ大学のクラブでピアノを始めて、ピアノのプロを目指すと言う人はいないでしょうから、大学で能を始めて、能のプロを目指すと言うのはどういう意味なんだろうか、と思いました。

そう言えば、大学時代に一人、10歳でピアノを始めたという女の子がいて、皆同級生は驚いたのを思い出しましたが、やはり、彼女は腱章炎になって苦しんでいたので、多少遅く始めたことが関係あったのでしょうか。


最後にアファナシエフ氏が言っていることは、本当にそうですね。
そして、金剛氏のお話もそうかもしれない。
今クラシックのコンサートに足を運ぶ人数と、能に運ぶ人数を比べたら、クラシックの方が多いのではないでしょうか。それとも、能の方が多いのだろうか?
私は自分がクラシックをやっているので、クラシックの方が多い気がしているのかどうか。

でも、良く考えると、日本の伝統芸術なのにおかしいですよね。
もっと私自身も含めて、能や歌舞伎に行くべきだ。
色々私も最近いろいろ考えることがあって、それに繋がる部分があるこの対談でした。
by miematsumura | 2013-11-14 08:51 | 芸術について
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