ピアニスト 松村未英 の  スペインの日々
by miematsumura
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続 東日本震災支援コンサート


アンダルシア州政府の援助をとうとう取りつけてからは、
フラメンコ機関のスタッフの方が沢山助けてくださいましたが
そこに行くまでがすっごく大変で、そこにたどり着いた後でも、
政府の参加が早くはなかったので、
大きなコンサートなので準備が間に合わないかもしれないから、
スタッフから、数回、延期しようかとか言う声も聞かれました。
(スタッフの方はすーっごく働いてくださって、
はっきり言って、スペインという国は、こういう人がいるから動いているのだと、再確認。
スペインにも、少なくとも10-20%ぐらいは こういう人がいるのです。)


しかし、延期をそこでしたらもう絶対しないであろうし、
今までの苦労も水の泡になるであろうし
そうすると、日本に対するスペインの政府の公式支援事業が
何もなくなってしまうと思いました。
これは支援であることも勿論ですが、日本のメンツの問題でもあると思います。

やっぱり私がしおれると話が進まないので、
ここまで一緒にやってくれて有難う、とにかく進んで頑張ろう!
あと少しだ、と焚きつけてきました。
そうしたら、わかった、と妙に素直に納得してくれて、
本当に夜の10時とかでもメールがきて、返事を書くとまた返事が来たり
公務員なのでお休みのはずなのに、日曜日でもメールが来たり、すごいんです。
彼らも先祖が日本人かも。
スペインって面白い国です。
他人の国の話なのに、こんなに一生懸命やってくださる方に出会えたことを、
まず感謝したいと思いました。



が、しかし。



セビリア公演に出演してくださる事を、快く承諾してくださった
へレスのダンサー、アントニオ・エル・ピパが
公演の次の朝にメキシコに公演に旅立つチケットが、
1日間違って早く購入されていたことが発覚。



・・・おお!スペイン! (って、これはメキシコ側のミスなので、 おお!メキシコよ!)



アントニオは、私がスペインに来たばかりのころすぐに出会って舞台を見てきましたが、
独特のオーラがあります。
先日もNHKの番組で、女優の黒木メイサさんがへレスに来て、
フラメンコのレッスンを受ける、というので,教えていらした方です。
すごくいい方で、今回も何度も行っている日本の為に参加するといってくださってたのに!


そんなこんなで、やっとポスターを刷るところになって、
絵はあるので文字を載せるだけなのに,
これをデザインする人が、すっごくゆっくりだった!!
ここで、5日ぐらいロス。
そして、とうとう刷りあがったのを見たら、
どこでチケットを買えるかが載っていなかった・・・・・



おお!スペイン!



ポスターは刷り直しで、また同時に、ある銀行のチケットサービスで、
インターネットからも購入できるようにしたのですが
何故か、UPするのに時間がかかり、そこでも4-5日ぐらいロス。
そこに連休が重なり、鈍行列車のような、いえ、亀の行列にいるような錯覚が・・・・


そこに、ホールの持ち主が、値段を釣り上げはじめ、これは大問題に。
他人の国の為のチャリティーコンサートですし、スペイン大不況ですからね。



そんなこんなで、本番2日前に、セビリア公演、延期決定。




おお!スペインよ!  なんと、”退屈” という言葉が、当てはまらない国!




夕方5時半からの会議でそれが決まり、
私が6時過ぎにはラジオにライブ放送で出演するのに行かないといけない予定だったので
ラジオ放送で私が発言するよりも先に、公式連絡を出していなければいけない、ということで
急遽、皆公式の延期のお知らせを出すのに電話やメールで大騒ぎ。
アリの巣に水を落としたような感じでした。
なんだ、やろうと思えば早く動けるんだ、と内心思った私です。
私もラジオ今日に向かうタクシーの中で、突然のこの変更をどう言うか準備しました。
一番のポイントは、ただ技術的な問題での一時的な延期なだけで、
コンサートはやります、というポジティブな姿勢でなくてはいけないということだ
と思いましたので、セビリアの事は軽くふれるだけにして、コルドバの宣伝に努めました。

http://www.eldiadecordoba.es/article/ocio/988460/artistas/flamencos/participan/un/espectaculo/solidario/por/japon.html


ちょっと忙しくていっぺんに書ききれません。
まってね。
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# by miematsumura | 2011-06-07 17:32 | 東日本震災支援コンサート

東日本大震災チャリティーコンサート


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2011年3月11日金曜日、地震が起こった日、私はセビリアの自宅にいました。

日本で地震があったけど、大丈夫?と、携帯に電話がかかってきた時は、
日本は地震がよくあるのでそういうのかなとよくわかってなかったのですが、
昼食に入ったBARのTVで津波の様子を見たときは、仰天しました。
だって、すっかり皆流されてるんですから!

とにかく何かしなければ、とその日から動き出し、色々電話したりメールしたり、
週が明けたら、アンダルシア州政府の文化省フラメンコ機関にコンタクトを取って
お会いし、協力を呼び掛けました。

とにかく大きなイベントなので、このコンサートのための委員会を組織して始めましたが、
沢山の方々の協力を得ることができ、本当に感謝しています。

委員長になってくださった、アンダルシア国際大学理事の
ホアン・マヌエル・スワレス・ハポンさんは、ご先祖が日本人で、
彼自身は日本にいらしたことがないのですが、彼の従弟がこのハポンという苗字に
興味を持って、系譜をお調べになった方なのです。
(詳しくは遠藤周作氏が書かれた”侍”という本で、支倉常長が伊達政宗の命を受けて
ローマ法王のもとに派遣されるお話をご覧ください。
その時にスペインに残った日本人が皆ハポンという姓を名乗ったのが始まりです)


スペインを代表する芸術のフラメンコは、日本という国なしでは発展はありえないと思っています。
そして、フラメンコはもはやフラメンコのためだけのフラメンコではありません。
他のあらゆる芸術にインスピレーションを与え、例えばファリャやアルベニスなどの
クラシックの音楽も、フラメンコがなければ、半分以上の作品も存在しなかったでしょう。
特にファリャのピアノ曲なんて、大部分がそうです。

日本にはアンダルシア政府はフラメンコを通しての友好の賞をあげてます。
このような賞をあげているのは、世界広しといえど、日本にだけ、なのです。
だから今回のこのコンサートによって、日本とスペインが更により友情を深めることが
できれば、と思いました。

日本のフラメンコのパイオニアとして小松原庸子さんと小島章司さんをご招待。
スペイン側からは、クリスティーナ・オヨスさんとマティルデ・コラルさんを主賓として
ご招待しました。

ポスターには、以前から著書をいくつか読んでいた堀越千秋さんという
マドリッド在住の画家の方に、先日たまたまお会いする機会があったので、
是非、お願いしましたら快くご承諾くださって、あっという間に絵を送ってくださいました。
すっごく早くて驚きました。本当に感謝です。

ハビエル・ラトッレという、ダンサー、また素晴らしい振付師である友人も、
彼の住居地であるコルドバで日本の為にコンサートを企画していたので、
これも一緒にアンダルシア政府の主催になるように働きかけ
2個が連続してなるように日もそろえ、もう耳から脳みそが出そうなほど
忙しく走り回ってました。

チャリティーコンサートなので、無償での出演をお願いしたわけですが、
快く承諾してくださったある有名アーティストは、18人のミュージシャンと共に出場、
後ろに巨大スクリーンを3枚と、マイクを100個セットしてほしいという要求で、
それを用意するのに日本円で250万円ぐらいかかるので
それはチャリティーの趣旨に反するので無理ですので、結局お断りすることになったり。
面白いですね。皆さんいろんなアイデアがあって。

ガラコンサートなので司会がいる、ということで、マティルデが紹介くださった
へスス・ビゴラという方は、アンダルシアのラジオで
毎日3時間ぐらい番組を持っていらっしゃる方で、
何と彼の番組、視聴率が30%超えなんですって。
そんな方がセビリアの司会を快く引き受けてくださって、本当に感謝です。

協賛も、アンダルシア州政府文化省をはじめ、コルドバ市庁舎、日本ヒスパノ観光協会、
セビリアコンベンション協会、日本の観光会社のミキトラベルさんや、
またスペイン王家御用達のロエベさんが1500ユーロもするバッグを寄贈してくださったり、
パコ・モリナというフラメンコ衣裳のお店がマントンを寄贈くださったり、
コルドバのホテル協会が無償でお部屋を提供くださったり、
驚くほど沢山の方が手助けしてくださりました。


5月17日にはセビリアで、30日にはコルドバで、メディア向けに記者会見をしました。

セビリア:




コルドバ:




・・・というわけで、長くなるので続きます。


追記: クリックしたらすぐ見れるように、ユーチューブのを設定、
     どうやってやるのかわかりません・・・・

追記2: 有難うございます。出来ました!
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# by miematsumura | 2011-06-06 00:58 | 東日本震災支援コンサート

はじめに

日本にいた時間よりも、日本を離れてからの時間の方が長くなる今日この頃。
日本とも、もっと繋がっていたいと思い、とうとう、ブログをを始めてみることにいたしました。


スペインに来て、7年。
学生時代から謎に思っていたスペインの音楽の、そばに来ることになった運命を感じて、
私なりに勉強してきました。

スペインの音楽について興味があったけれど、あまり情報がないために、余計に興味がかきたてられていたけれど、私がここで少しずつ見つけてきたこと、いろいろな出会いがあって、今日までやってきたこれたことの感謝の気持ちと、またこれから続いていく日々を
ここで何か少しでもお伝えできればいいと思います。

ネタが転がりまくりのスペイン。
おもわず、ネタにつまずいてしまうスペイン。
起き上がってみると、ネタにまみれているスペイン。



ブログ設定など、想像以上にややこしく、私に操れるのかわかりませんが、のんびりとやって行きたいと思います。
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# by miematsumura | 2011-06-05 10:12